安全第一

朝ごはんを食べずに家を出たから12時で大変お腹を空かせていた。だからといって昼食を買えるような手持ちはないし、お金を下ろそうとも思わない。きっと午後からの講義でばっちりお腹が鳴って、食べておけばよかったと後悔することが想像に難くなかった。音楽を聴くことと食べることが生きがいの私としては、二食も食べていないことはイコール半分死んだようなものだ。好きなものを好きなだけ摂取して生きていけたらどんなに幸せなことか。でもたぶんそれは嫌なことが人生の八割ぐらいある残り二割の少ない幸福に出会った時に生きていて良かったと感じるのだと思う、好きなバンドのツアーに全公演参加するよりも自分が行ける公演に全力を投じるみたいな。そして先程私の世界で一番好きなバンドの対バン相手が発表されて、それがまた世界で一番好きなバンドであったために今現在夢心地である。唯一行けるライブに相手を知らず応募した結果のこの状況、幸せとはこの事を言うのかと味がなくなったことも気づかずに噛み締めている。いつもは信じてないし、頼ったこともないけど今だけは言わせてください、神さまありがとう。私の愛するユニゾンフレデリックが同時に存在する世界に生きていてよかった。「死なない理由を/生きてく理由をそこに映し出せ」って言ってるけど、それはあなたたちが理由だってこと、気づいてくれるかな。